10月30日(水) 1年生道徳「富士山から変えていく」
1年生の道徳では、「富士山から変えていく」という資料を通して、社会貢献に必要なものとは何かを考えるとともに、より良い社会へ自ら参画していく意識や態度について考えました。資料は、日本の登山家で環境活動家でもある野口健さんの体験や活動について書かれた記録です。エベレストで日本の登山隊が捨てていった大量のごみや富士山にあるごみの山を目の当たりにした野口さんは、自分のごみではないがそれらのごみを拾う清掃登山の実行を決意します。そして、多くの参加者との清掃登山を通し「周囲から言われた」から行っていた活動から「人のためにやりたい」という気持ちで活動するようになっていく——というお話でした。
授業では、小笠原の美しい景観が保たれている理由に着目しながら、背景にある一人一人の意識や心がけの大切さを話し合いました。そして、学校や学級も小さな社会であることを踏まえながら、クラスをよりよくするために力を合わせてできることを考えました。
社会生活の中では、自分のしたいことだけではなく互いに協力したり、気持ちよく生活が送れるように行動したりすることが大切です。「人間一人ひとりの力では微々たるものかもしれないが、結集することで非常に大きな力になる」という野口さんの言葉を、いつも心に留めてほしいと思います。