10月29日(火) 2年生道徳「さよなら、ホストファミリー」
2年生では、「さよなら、ホストファミリー」という資料を通して、自分たちの住む日本について振り返ることに取り組みました。
英語を得意としている知帆は、市の海外派遣生としてニュージーランドを訪れ、ホストファミリーのソニアとも楽しく話せていました。しかし、ソニアから「日本人の働きすぎについて、どう思う?」と、予期しない質問を受け、日本人の在り方などについて深く考えたことのなかった知帆は、うまく説明ができません。ソニアは,ニュージーランドの歴史やマオリの文化,政治の在り方について生き生きと話してくれました。しかし,知帆は以前すばらしいと思った日本の寺社のことについてさえよく知りません。英会話を勉強してきて準備は万全だと思っていましたが,肝心の話の内容に困ってしまいました。
しかし段々と知帆は,ソニアと自分の考えるコミュニケーションの違いがわかってきました。2週間後のさよならパーティーの日、知帆はソニアに「あなたのおかげで自分の国のことを真剣に考えることができた」と話す——というお話でした。
授業では、それぞれが考える「日本人」や「日本のよさ」について積極的に意見交換を行いながら、自分がゲストやホストになるとしたらどんな準備をするか考えました。
グローバル化が急速に進んでいます。日本の文化を日本人は大切にしていますが、実際その歴史や由来について知らない人が多いと思います。しかし、外国の方々は日本の文化は日本人の誰でも知っていると思って来日します。だからこそ生徒には、日ごろから様々な教科の学習を通して、日本の文化についての理解を深めていってほしいと思います。