1.学校日記

10月9日(水) 1年生道徳「あふれる愛」

 「『死を待つ人々の家』と聞いて、あなたはなにを想像しますか?」

この日の3年生の道徳は、こんな教師の発問からスタートしました。生徒からは朝から「死」という言葉を目にして驚きながらも、「死にそうな人を置いておく家」「治療を受けられなかった人を置いておく家」など、各々イメージを広げていました。

『死を待つ人々の家』は、1952年にマザー・テレサにより、インドのカルカッタに設立された、貧困や病気で死にそうになっている人の最期を看取るための施設です。今回の資料「あふれる愛」では、マザー・テレサの生き方から、どんな「命」も差別することなく大切なものであることを学習しました。

助かる見込みのない老婆が「死を待つ人々の家」に運ばれてきます。多くの命を救わなければならない院長は、老婆を見捨てることを進言しますが、マザー・テレサは「生きている人を一人では死なせたくない」という強い信念のもと、院長を説得しました。

「自分はこの世に不必要と思いこんでいる人にこそ愛が必要だ。」というマザーの言葉は、生徒の心に強く残ったのではないかと感じています。

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